季節ごとに内訳が異なる光熱費。寒い冬は暖房費がかさみます。
しかし暖房代がもったいないからと使わない・・・寒くて無理!そこで!効率よく部屋を暖めるために、それぞれの暖房器具の特性を知っておきましょう。また電気代・ガス代の支払いを減らせる手軽な節約術をまとめました。これで温かく節約してお得な冬!
高い光熱費リスト
私たちの生活に欠かすことができない電気やガス。しかし昨今は電気とガス料金を1つにまとめて光熱費総額で支払うため、どの家電にどれだけの費用がかかっているのか意識することは少ないでしょう。
資源エネルギー庁がエネルギーの需要と供給について『エネルギー白書2019』で報告しています。『エネルギー白書2019』の「世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移」によると、消費している全エネルギーのうち暖房が25.7%を占めています。また給湯が29.1%、動力・照明他で33.3%です。
つまり、暖房と給湯だけで年間に消費するエネルギーの半分以上を占めているのです。光熱費の節約術としては使わない部屋の明かりを消したり、未使用コンセントを切ったりするという方法が知られていますが、正直面倒でどれだけ削減になるの?と感じます。光熱費を気にするなら、占める割合が多い暖房費と給湯を見直す事が第一歩です。
節約術1 暖房の使い方を考える
冬の暖房器具は何を使っているでしょうか。なんとなくエアコンは高いと思っている人もいるかもしれません。実は暖房器具の定番、電気ストーブの電気代のほうが高く、1時間当たり約27円もかかります。1日8時間つけるとそれだけで月当たり6,000円以上になる計算です。
一方でオイルヒーターの場合は中のオイルを温めるために電気を多く消費するものの、温まってからは消費が少なくなります。デロンギによると10畳のリビングに使用した場合、通常運転での電気代は1時間約18.2円です。
こたつは強にして4.3円、弱で2.2円ですが、部屋全体を暖めるわけではありません。高いと思われがちなエアコンの電気代は2.8円~39.9円です。ただし、エアコンは短時間で部屋全体の温度を上昇させることができます。そのため最大消費電力で稼働している時間は少ないでしょう。同じ空間をストーブで暖めるより経済的です。
暖房器具は特性を理解して使い分けることがポイントです。空間全体を暖めたい場合はエアコンや床暖房、人がいる場所はガス・ストーブやこたつ、ホットカーペットなどを利用しましょう。暖房器具の中には温風や消費電力を調節できるものもあるので、寒さに合わせて細かく温度調節すると節約できます。
節約術2 窓を断熱しよう
部屋が寒くなる原因の一つが窓からの冷気です。電気代が気になるのであれば、外気の侵入にも気を配りましょう。特に冷気の入り口となりやすい窓ガラスは適切な処置をすれば断熱効果も出やすい部分です。窓の断熱には専用の断熱シートも販売されています。またカーテンを厚めのものにするだけでも冷気は遮断できます。冷気は下から入ってくるので、床につくくらいの長さのものを選んでください。
そして国でも補助金を出してくれており2重窓のインプラスは
補助金金額も多く自己負担が少ない事から好評です。
冷気は床からが大きいので床暖房で床面から輻射熱で
じっくり温かくもお勧めですが、電気とガスですとガス床暖房の方が温まりや料金的にもお勧めです。
節約術3 設定温度は20℃が目安
暖房は設定温度が高いとそれだけ電気代がかかります。寒くなるとつい設定温度を上げたくなってしまいますが、冬の設定気温の目安は20℃程度。最近の機器は省エネボタン(エコスイッチ)などがあるので活用しながら温めすぎない様にする事がポイントです。
しかし女性などに多い冷え性の人は足先やふくらはぎが冷えやすくなります。ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれるパーツ。ふくらはぎを温めれば血流がよくなり、血液が全身に循環します。暖房+冷えとりソックスやレッグウォーマーを使って足を温めましょう。
節約術4 湿度は高めで
寒さの感じ方は部屋の気温だけでなく、湿度も影響します。湿度が上がると体感温度が上がるため、加湿しながら暖めるのが理想です。加湿することは健康を保つにも大切。人にとってちょうどよい湿度は40から60%ほどです。加湿器を使うほか、洗濯物を部屋干しすることでも湿度が高くなります。
節約術5 ガス代を節約しよう
冬はガス代もかさむ時期です。例えば冬場はついつい食器を洗うにもお湯を使いたくなってしまいます。しかし、ガス代を節約するなら水で洗うように心がけましょう。水が冷たくてつらいときにはゴム手袋を使用することをおすすめします。
お料理のときにも熱を逃がさないようにしてください。落とし蓋や鍋蓋をすることで熱が逃げないようにします。また麺類を茹でるついでに野菜などを茹でたり、茹で汁を利用してスープを作ったりすると時間短縮にもなりガス代が節約できます。
お湯が冷めやすい冬はお風呂の追い焚きにかかるガス代も増えます。追い焚きを減らすためにはできるだけお湯が冷めないうちに家族全員入浴してしまいましょう。またお風呂はこまめにフタをしてください。お湯が冷めないようにする専用シートも販売されているのでチェックしてみましょう。
保温時間も設定できる機器が多いので無駄な追い焚きをしない様に保温時間をOFFする事もお勧めです。
今回紹介した節約術はすぐに始められるものばかり。生活のいろいろなシーンで節約術の出番はあります。出来るだけ無理をしないで当たり前に出来る行動で節約できます。ガス代電気代節約は1つの行動だけです。塵も積もれば山となります。まずは始められるところから節約をスタートしてみてください。
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